
こんにちはうにこままです!
今回は私が個人事業主になって再就職手当を申請するまでの流れを書いていきたいと思います。
私は訳あって収入ゼロで開業届を出し個人事業主になりました。
開業届の出し方や就労証明書の事等はこちらを参考にして下さいね。
私は前の会社を自己都合で辞めてしまったので失業給付金の給付制限があり、その制限中までに働かなくては保育園も退園になるので失業給付金を始めから頂くつもりはありませんでした。

失業給付金が貰えないなら再就職手当だけでも頂きたい!
個人事業主でも再就職手当は貰えます。
ただ個人事業主で再就職手当を申請するには色々な条件があります。
でも私のようなブログ等で仕事をしていきたいけどまだ収入がないという状態でも、少し大変だったけど無事申請出来たので、そのような方の参考になれば嬉しいです!
目次
個人事業主が再就職手当を貰う条件
個人事業主が再就職手当を受けるためには、下記の要件をすべて満たす必要があります。
- 所定給付日数の「3分の1以上」を残していること。
- 待機が終わってから自営の準備を開始したこと。
- 給付制限のある方は、待機満了後1か月を経過した後から自営の準備を開始したこと。
- 1年を超えて事業を安定的に継続して行う事が出来る、自立したものと認められること。
- 事業を開始した日前3年以内の就職により「再就職手当」「常用就職支援手当」を受けた事がないこと。
詳しく解説していきますと、①は失業給付金をすでに受け取り始めている方で、給付日数が残り3分の1以上残っているかという事です。
給付日数が90日の方だと残り30日以上残ってないと再就職手当は貰えないという事になります。
②は前の会社を会社都合で辞められていると、失業給付金の待機期間が7日間あるので、それ以降に自営の準備を始めたかという事です。
③は前の会社を自己都合で辞めている場合、待機期間7日間+1か月を過ぎてから自営の準備を始めたかという事です。
④を証明するものとしては、個人で契約している相手がいるなら契約書ですとか、どこか事務所を借りるなら不動産の契約書でもいいようです。
⑤はそのままですね!
条件の注意点
上記①や④⑤は分かりやすいので大丈夫かと思いますが、②③がややこしいのでさらに詳しく注意点を踏まえて解説致します。
待機期間中は何もしてはいけない
②③の待機が終わってから自営の準備を開始したこと。
この自営の準備ってどんなもの?と思いませんか?
例えば個人事業主が再就職手当を申請するには開業届の控えが必要です。(自治体によって違うかもしれませんが・・・)
この開業届を税務署に提出したのが待機期間中だったりすると、もうアウトです。
そして④でもあったような仕事関係の契約書や不動産の契約書も待機期間中に結んではいけません。
下記で説明しますが、私は仕事をするに当たってパソコンを購入し、その領収書を仕事の備品で購入したものとして添付して申請しました。
そのパソコンの購入日も待機期間後でないといけません。

自営に関する本等を購入して、自営しようかな~どうしようかな~って悩んでるくらいはいいようですよw
収入が不安定で事業の証明が出来ない場合
私が一番躓いたのが④の1年を超えて事業を安定的に継続して行う事が出来る、自立したものと認められることです。
個人で契約している相手がいるなら契約書ですとか、どこか事務所を借りるなら不動産の契約書で大丈夫とハローワークの方に言われましたが、ブログを自宅でほそぼそやっていてそんなものあるわけないでしょ。
もしブログでも収入が毎月あるならその振込明細を見せて納得させられたかもしれません。
でも私はまだ始めたばかりの底辺ブロガーです。
ハローワーク窓口で相談しました。

これからちょっとずつ収入があるかもしれないですが、収入があった時にそれを見せればいいんでしょうか?

そうですね事業開始から3か月程の収入を見せて頂ければいいと思います。

自営を始めて3か月なんて全然収入見込めません・・・(泣)そもそも自営始めてすぐ収入ないなんて普通じゃないですか?他に契約書もないし、失業保険も貰えないし、どうすればいいんですか~(号泣)
と、かなり駄々をこねたところ、優しいハローワーク職員様は上司に相談してくれてなんと解決策を提示してくれました!

事業を始めるにあたって何か備品は購入しませんか?例えばパソコンとか・・・
ちょうどパソコンを購入する所だったので、「買います!」と即答した所、

ではそちらの領収書の宛名を屋号にして頂いて、それと開業届の控えで大丈夫ですよ(ニコッ)
自分の名前が宛名だと、プライベート用か仕事用か分からないので宛名は屋号で!という事です。
なので開業届を税務署に出す時にちゃんと屋号を書いて提出しましょう!
この時私のめんどくさい相談を追い返さずに真面目に聞いて、上司に相談してくれたハローワーク職員の方には本当に感謝します。
普通だったら再就職手当の条件に当てはまらないであろう私のような底辺ブロガーが、屋号での備品領収書と開業届を出すという事で申請出来る事になりました!
再就職手当を申請する時の書類まとめ
失業給付の待機期間が終わり、備品のパソコンを屋号の宛名で領収書を貰い、開業届も税務署に提出した所でいざハローワークへ再就職手当の申請に行きました。
申請の際必要な書類をまとめると下記になります。
- 雇用保険受給資格者証(会社を辞めてハローワークに手続きに行った時貰ったもの)
- 失業認定申告書(会社を辞めてハローワークに手続きに行った時貰ったもの)
- 開業届(控)コピー
- 開業届に押した自分のハンコ
- 屋号宛名の備品領収書
不備がなければ再就職手当申請書にその場で記入してハンコを押し、その日に申請出来ます。
何かあれば再就職手当申請書を受け取り、後日郵送で申請出来るようです。
担当者によって対応が変わる場合も
私は前回担当して頂いた優しいハローワーク職員様に教えて頂いた通り書類を用意して行ったのですが、今回担当した職員さんにこれだけではダメだと言われました。

契約書や請求書がないとこれだけでは申請出来ませんね。
上記④の1年を超えて事業を安定的に継続して行う事が出来る、自立したものと認められることに関する書類の提出を再度求められたのです。
私は前の担当者さんに事情を説明して承諾を得ているのに、何でまたそんな事言われなくちゃいけないのと思い、この書類だけで良いと言われた事を強めに説明しました。
すると今度は上記②③の待機が終わってから自営の準備を開始したことを証明するものとして、ブログを立ち上げたのが待機期間後である事がわかるサイトを提出して下さいと言われました。
それが事業をちゃんと行っているかの証明にもなる為との事。
別にブログのサイトを提示しても良かったのですが、サイトを立ち上げたのはかなり前でずっと放置して最近また始めたので、それはマズイと思い・・・

サイトは何年も前に趣味で立ち上げて、最近仕事として取り組む事になったんです。
嘘は言っていません。本当の事です。

趣味でですか・・・
少し悩みながら上司に相談しに行って頂いた所、無事今回の書類でOKという承諾を得ました!
お役所仕事だと思っていたハローワーク職員さんも(すみません)、結構柔軟に対応してくれるんだなぁと思いましたね。
でも、何か言われてあっさり引き下がったらお終いだとも思いました。
そしてその後、1か月もたたないうちに再就職手当が振り込まれましたよ。

これで何とか生き長らえる・・・!
諦めずに自信を持って申請しよう
今回私は収入がないブログのお仕事で再就職手当は貰えるか不安がありましたが、無事申請出来ました。
でもこれはハローワークで何か言われても諦めずに食い下がったからだと思います。(理不尽な事は言ってないつもり)
私は収入がないしブログってお仕事なの?と思われそうで自身を持てませんでしたが、今は収入がなくても頑張るんだ!頑張るんだから自宅でブログの仕事をするって胸を張って申請していいんだ!と他に同じような方がいたら言ってあげたいと思います。
この記事が同じような境遇の方のお役に少しでも立てれば幸いです。
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